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工事現場の朝礼とは?|目的や進め方、注意点について徹底解説!

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工事現場の朝礼とは?|目的や進め方、注意点について徹底解説!

 

 

工事現場や建設現場に「朝礼」は欠かせません!

工事現場のほとんど全てで、毎朝「朝礼」が行われています。数人規模の工事現場でも、作業員の数が100名を超える工事現場でも、基本的には、その日に工事に関わる全員が参加するものです。

しかし、1つの工事現場には、複数の工事業者が関わっていることが多く、朝礼の進め方や作法を間違えると、大勢に迷惑がかかってしまいます。

そこで今回は、工事現場における「朝礼」の目的や進め方、注意点について、徹底解説します。特に今後、朝礼を取り仕切る役割を任される可能性のある方は、ぜひ最後まで読み進めてください。

工事現場における「朝礼」とは?

工事現場における朝礼とは、工事現場内に「朝礼スペース」が決められており、その場所で毎朝作業を開始する前に、作業員全員を集めて行う集会を「朝礼」と言います。

朝礼では、現場監督や所長の挨拶、ラジオ体操、注意事項の共有など、その日の工事を安全かつ効率的に進めるための情報共有が主な目的です。

次の項目では、工事現場で「朝礼をする目的」をさらに詳しく解説します。

工事現場で朝礼をする「5つの目的」

工事現場で朝礼をする目的は様々ありますが、ここでは特に重要視されているポイントを5つご紹介します。

工事現場において、安全かつ効率的に作業を進めるために「朝礼」は必要ですので、その目的についても詳しく読み進めてください。

目的1:作業員の点呼

工事現場で朝礼をする1つ目の目的は、「作業員の点呼」です。

工事現場には複数の業者が関わっており、クライアントも行政や大手企業を中心にコンプライアンスを適切に遵守して、工事を進めたいと考えていることが大半です。

そこで、「いつ」「どの工事業者から」「どの作業員が」この工事現場に参加しているかを、明確に記録することが求められています。記録と事実が異なると問題になるため、記録通りに作業員が現場に来ているかを、毎朝点呼をして確認する必要があるのです。

また、工事をスケジュール通りに進めるためには、作業員の人数が予定通り揃っていることも必要なので、スケジュール管理を行うためにも、毎朝作業員の点呼が必要とされています。

目的2:作業員の体調管理

工事現場での作業は危険と隣り合わせです。

作業員の安全を確保するために、安全器具や注意喚起などの工夫が実施されていますが、最も注意すべきなのは「作業員の体調」です。

作業員の体調が悪いと、周りがどんなに気をつけても、大怪我や事故のリスクが急増します。

朝礼時に作業員同士が顔を合わせることで、仲間の異変を察知できる環境を整えられるようになります。

目的3:その日の作業内容の伝達

工事現場での作業は日々進捗があり、毎日異なる作業を行います。

そのため、その日の作業内容を事前に共有することで、作業員が迷いなく作業に取り組むことができ、安全性と効率性を向上させることに繋がります。

工事現場の中には、数百名を超える規模の現場もあるので、効率よく情報伝達を行うために、毎朝の作業前に全員を集める朝礼が必要になるのです。

目的4:注意事項の伝達

人間の特性上、毎日同じことを繰り返すとマンネリ化し、注意力が低下します。

工事現場の作業は、同じことの繰り返しではありませんが、同じ現場で作業を続けていると、危険箇所でも「事故が起きていないから大丈夫」と油断してしまうことがあります。

そこで毎日朝礼を行い、同じ注意事項を同じ熱量で作業員に伝え続けることで、毎日新鮮な気持ちで、危険箇所に注意して作業に臨めるようになります。

目的5:安全意識の向上

安全な作業環境を整えるためには、作業員の安全意識を常に向上させておく必要があります。朝礼看板に、安全注意喚起のポスターを掲示したり、労務災害ゼロを目指すと宣言したりと、各工事現場で様々な工夫が行われています。

最近は、朝礼看板にデジタルサイネージを設置することで、朝礼中にも安全注意喚起のポスターをスライドショーで表示して、作業員の目に止まりやすくする工夫も増えています。

朝礼の進め方とは?流れを解説!

工事現場における朝礼の目的や必要性について解説しましたが、実際に朝礼を実施する際には、どういう風に進めて、何を話せば良いかわからないという方もいるのではないでしょうか?

こちらの項目では、実際の工事現場で実施されている「朝礼の流れ」を解説します。

流れ1:現場監督の挨拶

まず朝礼の最初に、その工事の元請け業者であるゼネコンの現場監督による挨拶があります。ここではその日の作業の注意点や共有事項については、そんなに詳しく触れられないのが一般的です。

流れ2:ラジオ体操

デジタルサイネージにラジオ体操動画を流したり、ラジカセで音声のみ流したりして、全員でラジオ体操をします。この時、現場監督や職長が前に出て、作業員の見本として、ラジオ体操をすることが一般的です。

流れ3:当日の作業の流れや注意事項の周知

その日の作業の流れや注意事項についての周知を行います。共有内容は主に以下の通りです。

・工事スケジュールを説明
・搬入スケジュールの共有
・クレームの共有
・その他注意点の共有、、、など

朝礼で最も重要な場面とも言えるので、マイクを使って声だけで伝えるよりも、デジタルサイネージに資料や写真を表示した方が、より伝わりやすくなります。

流れ4:安全器具の点検

作業員同士が向かい合って、その工事現場で定められている安全器具の点検を行います。主な点検箇所は以下の通りです。

・ヘルメット
・メガネ
・フルハーネス
・安全靴、、、など

1つでもかけると安全に作業ができなかったり、元請け事業者に報告義務が発生したりすることもあります。必ず朝礼時にチェックして、忘れているものがあれば、作業前に準備しましょう。

流れ5:KY宣言

KYとは「危険予知」の略称で、工事現場では一般的に使われるワードです。各工事現場ごとに「KY宣言」を設定しているので、朝礼時に、そのKY宣言を全員で復唱します。

声に出して、危険箇所を確認することで、作業員の安全意識の向上に繋がります。

流れ6:所長の挨拶

朝礼の後半には、その工事現場の責任者である元請け業者の所長から挨拶があります。ここでは、主に安全意識を高めるマインドや注意事項の共有があります。

流れ7:1人KY

先程のKY宣言は、作業員全体でその工事現場が決めているKY宣言を復唱しましたが、「1人KY」という、1人で自分だけのKY宣言をする工事現場も増えています。

作業員それぞれが自分の頭の中に、大切な人や家族を思い浮かべて、「今日も1日安全に作業をします」と声に出さず宣言するものです。

作業員の安全意識を高めるには、この1人KYが最も効果的だと言われています。

流れ8:締めの挨拶

最後に現場監督からの締めの挨拶があり、作業員全員で「ご安全に!」という掛け声をして、朝礼は終了です。

流れ9:KY用紙の記入

解散した後に、各工事業者ごとに集まり、KY用紙に以下の内容を記入して、現場監督に提出します。

・会社名、人数
・その日の作業内容
・危険のポイントと対策(落下防止、声掛けなど)

朝礼の進める際の「3つの注意点」

ここでは、工事現場で朝礼をする上で、特に注意したい3つのことを解説します。作業員を危険から守ったり、安全な作業環境を整えたりするのに、特に注意すべき項目です。必ずチェックしてください。

注意点1:体調確認、検温

コロナ禍でリモートワークが普及した現在でも、現場作業はその工事現場でしかできません。工事現場内でコロナ感染者が出てしまっては、工事全体が止まってしまう恐れがあります。

そのため、体調管理や検温を実施することで、コロナやその他の感染症が工事現場内で蔓延するリスクを回避しましょう。

注意点2:気持ちを切り替える

工事現場の多くは朝8時前後に集合し、朝礼が始まります。前日の疲れが残っていたり、眠たかったりするかもしれません。

しかし、工事現場に入った時点で、気持ちを切り替えて安全に作業を行う姿勢を作る必要があります。朝礼時には、このことを全作業員にしっかりと周知しましょう。

注意点3:安全器具の事前確認

ヘルメットや安全靴などの安全器具を漏れなく装着しているかの確認は、念入りに行いましょう。特にフルハーネスは近年義務化されたばかりなので、忘れてしまうことがあるかもしれません。

フルハーネスの義務化については、以下の関連記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。

※関連記事:高所作業とは?労働安全衛生法やフルハーネスの義務化についても詳しく解説

朝礼をマンネリ化させないのコツ

毎日の作業前に行う朝礼ですが、毎日行うが故に「マンネリ化しやすい」という課題があります。

各工事現場ごとに色々な工夫をしていますが、特に「朝礼開始前に流行りの曲を流す」という手法が有効です。

普段聞いている音楽が流れると、自然と気分も上がってきますし、目も覚めてきます。

特に朝礼看板に大型のデジタルサイネージを設置して、大画面に映像付きで音楽を流すと、朝礼開始前に現場全体が盛り上がるのでおすすめです。

工事現場に特化したデジタルサイネージとは

工事現場にデジタルサイネージを導入するのであれば、工事現場に特化した「屋外用のデジタルサイネージ」にすべきでしょう。

中には家庭用モニターを工事現場にデジタルサイネージとして設置する方もいますが、防水性、防塵性、輝度などの様々な点で、特化製品には劣ります。

工事現場に導入するのであれば、全国200箇所以上の工事現場にデジタルサイネージを納品してきた「ヤマト広告株式会社」が提供する、工事現場での利用に特化したデジタルサイネージがおすすめです。

種類1:モニたろう Dシリーズ(LEDビジョン)

ヤマト広告の製品の中でも、納品実績の約半数がこの「LEDビジョン」の90インチです。

つまり「デジタルサイネージを導入したいけどどれを選べばいいかわからない」という方は、90インチのLEDビジョンを選ぶと良いということです。

また、デジタルサイネージには、LEDビジョンと液晶ディスプレイの2種類ありますが、90インチ以上の大型を導入する際には、LEDビジョンの方が安くなります。

LEDビジョンの詳しい特徴については、以下リンクからご覧ください。

>> モニたろうDシリーズについて詳しく見る

種類2:モニすけ(液晶ディスプレイ)

90インチ以下の比較的小さいサイズのデジタルサイネージを導入するなら、液晶ディスプレイがおすすめです。

LEDビジョンは視認距離が多く、近くで見る場合は、あまりきれいにコンテンツを表示させることができません。

しかし、液晶ディスプレイは家庭用テレビのように、近くからでもきれいに見ることができます。

さらに、32インチほどの小型の液晶ディスプレイを仮囲いに設置することで、近隣住民の方々に工事スケジュールや注意点などの情報共有を行うことも増えています。

液晶ディスプレイの詳しい特徴については、以下のリンクからご覧ください。

>> モニすけについて詳しく見る

工事現場の朝礼の効果を最大化して「安全な工事環境」を保持しましょう!

安全な工事現場にするためには、朝礼は必要不可欠です。しかし、ただ朝礼をすれば良いというわけではなく、しっかりと目的を意識して、効果的に呼びかけをして、作業員の意識が変わるような工夫をしなければなりません。

特にiPadやiPhoneのミラーリング機能を使って、朝礼前に大型のデジタルサイネージに映像付きで音楽を流すと、工事現場の全体が盛り上がるのでおすすめです。

工事現場に特化したデジタルサイネージについて、もっと詳しく知りたいという方は、以下より問い合わせをしてみてください。

>>【無料相談】デジタルサイネージについてのお問い合わせはこちらです


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